学校の教員による児童などの未成年者に対するわいせつ行為、性犯罪は以前から多く見受けられ、現在もまたその状況に変わりはありません。
未成年者に対する性犯罪加害者は、その特徴として再犯率が高いことも言われており、再犯防止に向けた対策もまた急務とされています。
そんな中、意外と知られていないのは、わいせつ行為に及んだ教員がいったん免許を失効しても、3年経てば再取得が可能という現在の教員免許法の問題です。その結果、わいせつ行為が原因でいったん教員としての職を失っても、後に再度資格を取得し、現場復帰するケースが実際にあります。
学校や教員を信じて子どもを預ける保護者としては、このような実情にどう対処しようにも何らの有効策も存在しないと言っても過言ではありません。
ただ、国は性犯罪・性暴力対策の強化の方針を2020年6月11日に発表しており、この中では、教員免許法の問題も含めて検討対象となっています(下記URLのp10)。
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/pdf/policy_02.pdfこのような状況なので、私たちはまず、教員によるわいせつ犯罪が後を絶たない実情を知り、我が子が被害に遭わないための教育をし、その上で法改正などを求め、わいせつ犯罪に厳正に対処する世の中を作っていく必要があると思います。