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人気のない教師

教員の不人気に歯止めがかからない。2022年度実施の公立小学校の教員採用試験の競争倍率は2.3倍で、4年連続で過去最低となった。

日本経済新聞2023年12月25日 17:00

子どもの成長に欠かすことのできない教員という存在。

その欠かすことのできない教員の「不人気」が止まりません。ここずっと教員採用試験の競争倍率が低下の一途を辿っているのです。

小中校の教員の中では特に小学校の教員の人気が低いようで、2022年度の競争倍率は2.3倍とのことです。

このような低い倍率の結果、採用に至った教員の中にはやはり資質に問題のある方も少なくないだろうと思います。実際、教員による犯罪行為(性犯罪が多い)が後を絶たないですし、学校教室運営上も能力上の問題からうまくこなせないケースも増えているように思います。また、当事務所では教員による不適切指導を巡る相談が増えています。

日本は公教育の質が担保されているとの思いが強い保護者が多いと思います。そのため、教員の質の低下について知らないと、まさか学校で我が子が教員からこんな目に遭わされているのかと目を疑うような事態に至ります。

このような教員の不人気に対しては自治体も国も対策に取り組んでいますがどの程度の効果が上がるかは疑問です。そもそもの教員の不人気の理由にしっかりと目を向けて改善をしないと意味がないと思うのです。

しかも日本という社会が人口減少の一途を辿る中で、児童生徒も減少し、教員の志願者も減少するのが当然の流れです。

優秀な人材を揃えたいのは何も教員に限らずあらゆる業種、業態で同じことです。教員の不人気を解消することはもはや不可能なレベルにまで至っているのではないかとも思います。

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