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教師による不適切指導や「指導死」について

学校生活の中で児童生徒が他の児童生徒から「いじめ」を受けてその後の生活や人生がめちゃくちゃになるケースは以前から多々取り上げられてきたところです。

他方で、学校生活の中で、教員、教師から受けた不適切指導やこれをきっかけとした「指導死」についてはまだまだ広く知られていないかもしれません。

この不適切指導は、担任の教員や、部活動の顧問などから受けることが多く、不適切指導を受けた生徒児童は心身の不調をもたらし、最悪の場合には自死に至ります。

児童生徒は多くの時間を学校で過ごし、部活に費やします。必然的に教員との関係は密になる反面、他の大人からの目は行き届きにくい環境に置かれます。教師対生徒という明確な上下関係のような構図もあり、不適切指導が始まるとなかなかここから抜け出すことはできません。

とりわけ、教員側は、そもそも自分の指導には自信を持っており、これが不適切指導だなどとは考えもしません。

これら要因から不適切指導が延々と続き、最悪の事態に至るのです。

自死という最悪の事態に至らずとも、心身の不調を来して不登校に至るケースも少なくありません。

文部科学省では、このような事態を踏まえて、児童生徒の自殺に関する調査の調査項目に「教職員による体罰、不適切指導」という項目を設けることとなりました。

しかし、それでもすぐにこの問題が改善するわけでもなく、つい最近では、「奈良市の市立小学校でいじめを受けた女子児童が「わたしは死ねばいいのに」と記したノートに担任が花丸を付け、英語で「あなたならできる」と書き加えた」という事態も生じています。

教諭書き込み「嫌な思い」 いじめ被害児童、奈良 - 日本経済新聞
奈良市の市立小学校でいじめを受けた女子児童が「わたしは死ねばいいのに」と記したノートに担任が花丸を付け、英語で「あなたならできる」と書き加えた問題で、児童の両親が11日、取材に応じ、児童が「意味が分かった時は嫌な思いをした」と訴えていることを明らかにした。「しんどい気持ちを先生に伝えたくて書いたが、なぜこのようなことを...

当事務所でも、生徒同士におけるいじめの問題に加え、このような教員からの不適切指導の相談が増加傾向にあります。

不適切指導の原因にはいくつかありますが、「教員による独断」が強いように感じられます。この独断を見直し、改めないことには根本的には不適切指導の問題は解決しないとすら感じます。

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