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少人数学級の実現と教員の不足

法改正により、公立小学校1クラスあたりの定員が今後5年をかけて35人以下に引き下げられることになりました。

現在は小学校1年生については35人以下とされているのを他の学年にも広げるものです。

深い学びのためには少人数学級が望ましいと思いますので、この度の改正自体は賛成です(ただし、35人でよいのか、もっと少ない方が良いのではないかとの気持ちはあります。)。

この点、制度の改正に至ったことは良いのですが、これを実現するためにはまた別のハードルがあります。それは教員不足問題です。

報道では、今後、新たに13,000人あまりの教職員が必要になるとされています。

教員不足の実態を全国調査へ 「35人学級化」実現に向け 文科省 | NHKニュース
【NHK】公立小学校でいわゆる「35人学級化」を実現する改正法が成立したことを踏まえ、文部科学省は必要な教員の数の確保に向けて、5…

これだけの数の教職員を増やすことは当然、容易ではありません。しかも地域格差ももともと大きく、過疎地域などでは教職員の不足問題は切実です。

当然、質の低下も不安視されるところです。そもそもここ数年はもともと小学校教員の採用倍率は低下し続け、受験者数も減少が続いています。その中での大増員ですから、必然的に質は下がることを覚悟する必要があります。

そうした中、以前からブログでも多く取り上げていますが、教員によるわいせつ犯罪は増加傾向にあります。その歯止めの方策もいろいろと議論されていますが、決定打はまだありません。

国や地方公共団体としては、このように、法改正による少人数学級の実現と、教職員の人数及び質の確保のために非常に難しいかじ取りを任されています。

そして、学校教育の受益者たる子どもたちにとって、まずは安全安心な学校づくりを、その上で充実したかけがえのない教育課程を確実に実現して欲しいと願っています。

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