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新型コロナウイルスと「予期せぬ妊娠」

NHKの特集「性暴力を考えるvol.91」で、「どう考える?”予期せぬ妊娠”と緊急避妊薬」について報じられていました。これは、新型コロナウイルスによる活動自粛の中、外出もできず、特定の交際相手などの異性と長時間一緒に過ごすことが増え、その結果、予期せぬ妊娠に至った場合の問題を取り扱うものです。

どう考える? “予期せぬ妊娠”と緊急避妊薬 - 性暴力を考える - NHK みんなでプラス
【NHK】新型コロナの影響が続く中、“予期せぬ妊娠”への不安を抱える女性が増えています。“予期せぬ妊娠”を防ぐ「緊急避妊薬」。WHO(世界保健機関)が誰もが安く簡単に入手できることが望ましいものとして必須医薬品に指定している薬で、性行為から72時間以内に服用すれば80%以上の確率で妊娠を防ぐことができるといわれています...

交際相手もしくはその場だけでの異性との関係から、予期せぬ妊娠に至り、トラブルに発展するケースは以前から多々見受けられる問題です。当事務所でも、以前から予期せぬ妊娠を原因とした紛争のご相談やご依頼をお受けしてきています。

そのような予期せぬ妊娠に関し、最近では冒頭述べたように新型コロナウイルスが契機となって被害が生じているようです。外出自粛などの影響から、特定の関係の方としか接点を持たない日々が続き、予期せぬ妊娠に至ってしまい、さらにはそのことを(外出自粛であることも理由となり)周囲にも相談できないという悪循環が生じています。

このような予期せぬ妊娠については、常に女性ばかりがその心身の負担を強いられてきています。出産するにしても、中絶するにしてもそのことに伴う経済的負担も多くは女性が負担しています。

私は、このような予期せぬ妊娠について、将来的にゼロになるよう社会全体で考えていくべきと思っています。

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