相談事例及び解決実績

息子が友人らと一緒になって女友だちと性交渉をした。被害届が提出され息子は逮捕されてしまった・・・

相談者
両親:50代
未成年本人:10代後半

息子が友人らと一緒になって、女友だちをラブホテルに連れ込んで性交渉をしてしまった。息子らは同意の上だと言い張るものの、相手方の女の子は同意はしていないと言い、警察に被害届を提出した。そのため、息子も逮捕されてしまい、どうしたら良いか困っている。

事案

もともとの知り合い同士で集まっていたところ、男の子同士で口裏合わせをし、女の子をラブホテルに連れ込んで関係を持ってしまった事案。たしかに女の子も男の子たちと一緒に日ごろから行動していたし、ラブホテルに入るまで普通にやりとりをしていたし、ラブホテルから助けを求めたり、退出しようとしたりしたこともなかった。しかし後日になって事件化し、逮捕勾留、家裁送致に至った事案です。

解決

相手方の女の子と示談を試みましたが、相手方側の交渉拒絶の意思や態度が強かったことから無理な交渉はしないことと方針を決めました。その上で、そもそも男の子側が複数で日ごろから行動していて、そのことが本件のきっかけになっていたため、そのような悪い交友関係を断ち切るよう関係者間の調整をしました。さらに本人がこのような行動に至った原因の一つとして兄弟、家族間の関係に問題があることが明らかになったため、そのことをも含めて関係調整を施しました。その結果、家裁送致後の審判では少年院送致にならず、保護観察にて解決しました。
事件に対する認否当初否認
その後の認否認める
示談不成立
審判結果保護観察処分

アドバイス

事案の性質から示談の難しい事案でした。無理な示談を推し進めず、本人や家族の関係などに光を照らし、有利な解決に結びつけることができました。