相談事例及び解決実績

いじめ

同級生から繰り返し叩かれるという暴力を受け、子どもが不登校になったが、調査委員会の設置を求めた結果、加害者との和解に至り、不登校が解消した事案

相談者
両親:40代
未成年本人:10代前半

息子は同級生の女児から繰り返し叩かれるなどのいじめを受けた。現在、不登校になっているがどう解決したらよいか分からない。

事案

相談者(保護者)の次男(小学生)が、同じクラスの女児に繰り返し叩かれるという暴力を受け、不登校になりました。

解決

当初、不登校の原因は女児による暴力ないしいじめにあるとして、保護者自身が女児や学校との折衝を続けていました。 しかし、事態は改善せず、弁護士への依頼となりました。 弁護士介入後、本件が長期間の不登校事案だったことからいじめ防止対策推進法のいじめ重大事態に該当するとして同法に基づく調査の実施を求めました。 その結果、学校、教育委員会にて調査が実施され、女児等に対する事実の調査が行われました。そして、調査を通じて事態の改善が図られ、被害児童の不登校が解消しました。また、女児からは自らの行為について責任を認め、反省の姿勢が示され、当事者間の和解に繋がりました。 結果、いじめの問題も不登校の問題も解決するに至りました。
不登校の期間3か月以上
いじめの内容繰り返し叩かれる
いじめ調査実施
不登校の問題解消

アドバイス

いじめによる不登校は親子にとってとても大きな問題です。可能であれば不登校の解消が望ましく、他方でそのために具体的にどのような解決方法があるかはケースバイケースになりがちです。 本件では、不登校の期間がいじめ重大事態に該当する期間だったことから、このことをきっかけにいじめ調査の実施に繋げ、いじめ問題の解決と同時に不登校の解消に繋げました。